Deposited by Tetsuya Kodama, Tohoku University in 2020. C (3-6 months) Mouse Models for Human Disease false C(3〜6か月) 条件を付加する。利用者は提供承諾書を用いて、事前に寄託者の承諾を得る。<br>研究成果の公表にあたって寄託者の指定する文献を引用する。J. Immunol., 176(1):395-400 (2006). Ann. Rheum. Dis., 65(10):1273-8 (2006). McH/Mo-Ank.Y<C3H> Necessary documents for ordering:<ol><li>Approval form (<A HREF="https://mus.brc.riken.jp/ja/wp-content/uploads/form/form_6.docx">Japanese</A> / <A HREF="https://mus.brc.riken.jp/en/wp-content/uploads/form/form_d.docx">English</A>)</li><li>Order form (<A HREF="https://mus.brc.riken.jp/ja/wp-content/uploads/form/form_4.docx">Japanese</A> / <A HREF="https://mus.brc.riken.jp/en/wp-content/uploads/form/form_b.docx">English</A>)</li><li>Category I MTA: MTA for distribution with RIKEN BRC (<A HREF="https://mus.brc.riken.jp/ja/wp-content/uploads/form/form_5.docx">Japanese</A> / <A HREF="https://mus.brc.riken.jp/en/wp-content/uploads/form/form_c.docx">English</A>)</li></ol> Immunology and Inflammation Research MRL/MpJ-lpr/lprおよびC3H/HeJ-lpr/lprマウス由来。Y染色体の由来系統は、C3H/HeJ-lpr/lpr系マウス。足関節の強直症および皮膚炎の疾患モデル。 MRL/MpJ-lpr/lpr(MRL/lpr)マウスは、4~5か月齢になると、リンパ節腫脹を来し、同一個体内で、全身性エリテマトーデスでみられる糸球体腎炎、結節性多発動脈炎でみられる血管炎、関節リウマチでみられる関節炎、およびシェーグレン症候群でみられる唾液腺炎に類似した病変などを自然発症するマウスで膠原病の疾患モデルとして世界中で研究されてきました。lpr遺伝子は、アポトーシスに関わるFasタンパクを規定する遺伝子の機能の欠損遺伝子ですが、MRL/lprマウスの膠原病の発症にはMRLマウスの複数の疾患感受性遺伝子としての背景遺伝子が必要とされております。我々は、長年MRL/lprマウスの疾患感受性遺伝子に関して研究して参りましたが、その研究過程におきまして、本来のMRL/lprマウスにみられるリンパ節腫脹や膠原病の発症がみられない個体を見出しました。我々は、本来のMRL/lprマウスの病変を抑える遺伝子変異に関しまして検討致しましたところ、X染色体のsignaling lymphocyte activation molecule (SLAM)associated protein (SAP)遺伝子の発現が欠損していることが明らかになりました。この遺伝子変異の解析の過程で、SAP遺伝子欠損のMRL/lprマウス{MRL/rplマウス(rpl: regression of phenotype associated with lpr)}雌とC3H/HeJ-lpr/lprマウスの雄を交配し、このF1マウスを作出致しましたところ、このF1マウスの雄に著明な足関節の腫脹を伴った関節強直症を発症する個体がみられました。我々は、このF1マウスから257匹のF2マウスを作出し、マイクロサテライトマーカーを用いて関節強直症の疾患感受性遺伝子座のマッピングを行ないました。その結果、疾患感受性遺伝子座は第7染色体上のD7Mit68(60cM)の遠位に同定されました。この遺伝子座はヒトの第10染色体上のFGFR2遺伝子座に対応し、この遺伝子座に異常を認める疾患としては、Crouzon症候群、 Jackson-Weiss症候群、 Apert症候群、Pfeiffer症候群、 Beare-Stevenson症候群、あるいは FGFR2関連の非症候群性冠状縫合早期癒合症などのFGFR関連頭蓋骨縫合早期癒合症が知られております。我々は、上記F1マウスの中から著明な関節腫脹と関節強直を発症したマウスを選択し、後述しましたように兄妹交配を行い、3.5~4か月齢で著明な関節強直症を自然発症しますMcH-Ank.Y<C3H>マウスを系統樹立しました。さらに、このマウスは雄のみに関節強直症を発症しましたので、C3H/HeJマウスのY染色体の関与の可能性も考慮し、Y染色体がMRLマウス由来のMcH-Ank.Y<MRL>マウスも樹立しました。しかし、McH-Ank.Y<MRL>マウスも雄のみに関節強直症を発症します。また、McH-Ank.Y<C3H>マウスおよびMcH-Ank.Y<MRL>マウスいずれも3か月齢程で皮膚炎を発症しますので、乾癬性関節炎の疾患モデルの可能性もあります。 McH-Ank McH-Ank Dermatology Research Prior to requesting the BIOLOGICAL RESOURCE, the RECIPIENT must obtain approval from the DEPOSITOR using the Approval Form. In publishing the research results obtained by use of the BIOLOGICAL RESOURCE, a citation of the following literature(s) designated by the DEPOSITOR is requested. J. Immunol., 176(1):395-400 (2006). Ann. Rheum. Dis., 65(10):1273-8 (2006). RBRC11158